ゾンデプローブ

高度化する鉄鋼業界において、高炉内の解明による制御性の向上は、非常に重要なテーマとして取り上げられています。

高炉の状態を予測するためには、高炉内の温度分布、ガス成分および圧力の測定が重要であり、そのためには代表制のある高精度の計測プローブが必要となります。

「高炉ゾンデプローブ」は、従来にない多くの特徴を備え、高炉の安定操業やエネルギーの低減等に寄与できるものとしてお勧めできます。

(1) Type TZK

Type TZKは、固定ゾンデあるいは既設の水平ゾンデ等を使用して、高炉内垂直方向における温度、圧力が測定できるとともにガスサンプリングが可能です。

・特長

  • 1. プロ-ブの挿入は随時軽作業で実施できる
  • 2. 埋め込み型であるため、原料装入の外乱を受けずに測定位置が正確である
  • 3. 外挿部分が少なく操作が簡単である
  • 4. プロ-ブは耐熱性にすぐれ、たわみにくい
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(2) Type OZK

Type OZKは、高炉中心までの任意の位置に装入し、その位置から装入物とともに降下しガスおよび水平方向の温度分布を連続的に測定します。従いまして、1~3ヶ所の温度、圧力が測定できるとともにガスサンプリングが可能です。

・特長

  • 1. プロ-ブの挿入は任意の位置までTASプッシャ-によって自動挿入できる
  • 2. 熱電対は3本まで組み込み可能であるため、半径方向の温度分布が測定できる
  • 3. 埋め込み型であるため、原料装入の外乱を受けずに測定位置が正確である
  • 4. 外挿部分が少なく操作が簡単である
  • 5. 高炉内と外気とのシ-ルが確実である
  • 6. プロ-ブは耐熱にすぐれ、たわみにくい
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